NかMか
以下はWikipediaより引用
要約
『NかMか』(N or M?)はアガサ・クリスティによる長編推理小説である。
この作品は1941年にアメリカ合衆国のドッド・ミード&カンパニー(英語版)から出版され、同年11月イギリスの en:Collins Crime Club から出版された。アメリカでは$2.00で発売された一方、イギリスでは7シリング6ペンスだった。
原題は聖公会祈祷書のカテキズム「汝のクリスチャンネームは何か。NかMで答えよ。」("What is your Christian name? Answer N. or M.") から取られている。
『秘密機関』、『おしどり探偵』に続くトミーとタペンスが主人公の小説。
あらすじ
時代は第2次世界大戦開戦後の1940年。情報局の関係者が、「NかM。ソング・スージー。」(N or M. Song Susie.) という言葉を残して死んだ。 一方子供も戦時下の奉仕活動に携わるようになる中、手持無沙汰にしていたベレズフォード夫婦(主にタペンス)の元に、ソング・スージーが南海岸の保養地リーハンプトンにあるゲストハウス「無憂荘」(サン・スーシ,Sans Souci)であることを知った情報局の職員グラントが訪れ、タペンスを追い出したうえでトミーに、ナチスの大物スパイとされる"NかM"の正体を突き止めるように命じた。 ところが偽名で捜査に乗り出したトミーが見たものは、そのことを知ったタペンスが先回りし変名を用いて「無憂荘」に来ているという予想外の状況だった。 かくして、二人は夫婦であることを悟られぬよう、それぞれ「男漁りをする未亡人」と「その餌食となるかわいそうな男」を演じることとなった。
登場人物
トミー・ベレスフォード
「無憂荘」の関係者
日本語訳
題名 | 出版社 | 文庫名 | 訳者 | 巻末 | カバーデザイン | 初版年月日 | ページ数 | ISBN | 備考 |
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NかMか | 早川書房 | ハヤカワ・ミステリ文庫1-42 | 深町眞理子 | ー | 978-4150700423 | ||||
NかMか | 早川書房 | クリスティー文庫48 | 深町眞理子 | 解説 渡辺武信 | Hayakawa Design | 2004年4月16日 | 4-15-130020-1 |
映像化
- TVシリーズ『トミーとタペンス -2人で探偵を-』第4~6話「NかMか」2015年 イギリスBBC制作。日本でも同年にNHKで放映された。