Re:バカは世界を救えるか?
ジャンル:異能力バトル,
小説
著者:柳実冬貴,
出版社:富士見書房,
レーベル:富士見ファンタジア文庫,
巻数:全5巻,
以下はWikipediaより引用
要約
『Re:バカは世界を救えるか?』(アールイー:バカはせかいをすくえるか?)は、柳実冬貴による日本のライトノベル。イラストは 一葉モカが担当している。富士見ファンタジア文庫(富士見書房)より、2010年6月に刊行され、5巻で完結した。発売に先駆けオリジナルPVやノベルゲームがWhiteFlame制作により発表された。また、2010年12月に『Re:バカは世界を救えるか? ドラマCD』がティー ワイ エンタテインメントより発売された。
あらすじ
佐藤光一は漫画やアニメのような特別や存在や非日常に憧れる中二病の高校生。実際は平凡な生活を送っているが、日々非日常を求めて奇行に走っている。ある日、クラスメイトの間宮薫を尾行中に一人の美しい少女・アルルに出会う。そこに、アルルを狙う敵も現れ、光一念願の異能力バトルが始まる。しかし、光一が得た能力は激ショボだった!!
登場人物
声はドラマCD版の声優。
主要キャラクター
佐藤 光一(さとう こういち)
声 - 細谷佳正
高校二年生。銀髪に色の違うカラコン、長めの学ランを着用している。容姿は良いが、重度の中二病であり普段から奇行に走っているため、同じクラスの幼馴染以外の友人はいない。
非日常に強く憧れており、ヘタレだがアニメやライトノベルの主人公のようになりたいと願っている。念願の異能力ネメシスを手に入れた後、シェードの一員となり世界を救うために奔走することになる。
付け焼刃(イカロスブレイブ)
間宮 薫(まみや かおる)
声 - 悠木碧
愛称「ロリ宮」。アンチテーゼ故に成長が止まっており、小学生と間違えられる程の幼い外見を持つ。学校では物静かな性格として通っているが、実は気が強い。妹の透と二人暮らしをしており、特技は料理。境遇故に、ツンケンした態度ながら姉気質で面倒見がよい。
篠塚 アルル(しのづか アルル)
声 - 豊崎愛生
金髪碧眼の少女。年齢と比較して精神的に若干幼く純真無垢な性格。外の世界に強い興味を持つ。一人称は「ボク」。そのネメシスにより、シェードに守られ、他の能力者から狙われる立場にある。本人曰く苗字は無く、「篠塚」という姓は高校転入の折、初めて名乗ったもの。
シェード
能登原 明日菜(のとはら あすな)
声 - 堀江由衣
対ネメシス特務機関「シェード」司令。逆転した色の眼など人間離れした美貌の持ち主だが、プライベートでは少女めいた物腰の美女。一方で今の世界を守るためには手段を選ばず、アルルを守るため彼女を無能箱庭(アルカトラズ)に閉じ込めていた。
立場上、悪役を演じることもあるが、実際は自身の過去や危ういネメシスもあり、内罰的で繊細な人物。
正体は未来の時間軸における「篠塚 アルル」。
斑 坂介(まだら はんすけ)
桐咲 兎乃(きりさき うの)
朱里矜持(あけさと きょうじ)
声 - 浜田賢二
シェードメンバーの一人。口数が少なく、不健康な容貌の少年(実際、本人いわく元来病弱だという)。アルルを守ることを至上とし、彼女に対しては過保護な一面も。(主にアルルの)敵対者にはサディスティックな一面をあらわにすることもある。
月陽奏麻(つきひ そうま)/ 最終手段(ラストリゾート)
友人・知人関係
浅野 広美(あさの ひろみ)
声 - 沢城みゆき
光一の幼馴染。眼鏡をかけた大人びた雰囲気の少女。所謂、文武両道な優等生。奇行に走る彼に「気持ち悪い」など割と容赦の無い言葉をぶつけて楽しんでいる一方で、彼のことを非常に気にかけている。幼いころは泣き虫で、光一に「ヒロミゴン」という怪獣のようなあだ名をつけられてからかわれていた。
渡辺 知大(わたなべ ともひろ)
東野 一樹(あずまの かずき)
敵対存在
藤堂 凪(とうどう なぎ)
声 - 興津和幸
元はシェードの一員だったが、アルルの正体と能力を知って反旗を翻した青年。不良のような乱暴な口調と態度を見せるが、酷薄な面や残虐性に関しては外見から想像できないほど薄い。1巻における最終的な敵。光一を一方的に追い詰めるが「付け焼刃(イカロスブレイブ)」で「自身の悪夢」を味わわされ、トラウマがよみがえったことで恐慌状態となり、そこを薫に取り押さえられて敗北した。
石崎朝顔(いしざき あさがお)
イリーナ・ベラヴィナ
九龍 正宗(くりゅう まさむね)
「神」(元凶)
自らを神と呼ばせている謎の少年。本作における黒幕的存在にしてラストボス。「導きし者」(カノン)を使い「木漏れ日現象」を引き起こした張本人。彼は藤堂をはじめ、接触した人間にネメシスの本当の使い方を教えている。自らが救いたいものを救うことを絶望しており、救世主の到来を待って暗躍している。月陽奏麻は彼と通じているが、その言動は彼にも読み切れない部分がある様子。
その正体は未来の時間軸における「佐藤 光一」。守りたいものを守れず、全てに絶望し、だからこそ全てを救ってくれるものの到来を待っていた。また未来の時間軸においてアルルを殺したこともある。正体が判明してからは地の文では「元凶」と表記され、光一と区別がつけられている。最終巻にて「救世主」としての力に覚醒した光一と死闘を繰り広げるが、「全ては悪魔が人間を弄ぶために始めた戯れ」であることを語り、圧倒的な実力とアドバンテージによって光一を追い詰める。しかし「理想の自分を貫き通せなかった佐藤光一」が「理想の自分を貫く佐藤光一」に勝てるわけがなく逆転され敗北。「自分のようにはならなかった」光一に全てを託し消滅した。
その他
アルカナ
秋雨心路(あきさめ しんじ)/ 能力泥棒(アビリティハッカー)
用語
ネメシス
アンチテーゼ
「導し者」(カノン)
オーロラ
信者同士はウィジャボードと呼ばれる特殊な携帯電話を介してネット上でのみ関係を構築している。