S〔エス〕—君と、彼女と、運命と
以下はWikipediaより引用
要約
『S〔エス〕 -君と、彼女と、運命と』(エス きみとかのじょとうんめいと)は、南部ゼロイチによる日本のSFラブコメ漫画作品。コミックスマートが運営するウェブコミック配信サイト『GANMA!』において、2016年7月25日から2022年5月1日まで、隔週日曜日更新で連載された。2017年にTOブックスから単行本1・2巻が刊行され、2022年にはCAMPFIREを利用したクラウドファンディングにて全7巻が制作された。また、『GANMA!』において、2018年12月23日から2019年2月17日まで杉村隆一によるノベル版が連載されていた。
インプラント情報端末を利用した仮想空間がSNSの主流となった近未来において、コンピュータウイルスに翻弄される高校生男女の恋愛を描く。
あらすじ
インプラント情報端末「epo-C」に搭載された仮想空間コミュニケーション機能・SシステムがSNSとして普及し、性交渉を含めたコミュニケーションの在り方が様変わりした2045年(皇紀2705年)、宙生駆は幼馴染の紬汐里を彼女とし、表向きは友人に恋愛の達人のように振る舞っていた。しかし汐里と交際2年目でありながら、未だにSシステム上でも現実でも性的関係が進展しないダブル童貞のままであった。他方、駆の友人が好意を寄せる生徒会長・榊英恵は2045年9月13日に「NOIR」と名乗る差出人から「運命の相手」を知らせるメールを受け取る。
登場人物
主要人物
宙生 駆(そらお かける)
本作の主人公。東帝大学付属高校2年。17歳。帰宅部。
幼稚園以来の幼馴染である紬汐里を彼女としていた為、表向きは友人に恋愛の達人のように振る舞っている。しかし汐里や自身が奥手なこともあり、交際2年目でありながら、未だにSXも現実での性的経験もないダブル童貞である。見栄っ張りでドヤ顔で友人や後輩に恋愛指南をしているが、実践的な女性との接し方に疎く、英恵から「嘘つきチェリー君」と呼ばれたことがある。またスケベな妄想が多く、母の千歳から「歩く煩悩」と呼ばれ、人望も薄い。
自身の「epo-C」がコンピュータウイルスのEgg-45ウイルスに感染、ウイルスに生殺与奪を握られたことで、18歳の誕生日までに「運命の相手」と現実で性交渉しない限り、死ぬ運命にある。
両親が「epo-C」関連の研究者である。自身も理系なため、アプリの自主制作ができ、「THE・透イチ」というアプリを開発した。
紬 汐里(つむぎ しおり)
榊 英恵(さかき はなえ)
東帝大学附属高校
瀬尾 敬司(せのお けいじ)
河西 瑞希(かさい みずき)
左手家
左手 宇宙ス(ひだりて コスモス)
左手 禍王ス(ひだりて カオス)
宙生家
用語
epo-C(エポック)
Sシステム(エスシステム)
SX(エスエックス)
エポキャス
Egg-45ウイルス
書誌情報
- 南部ゼロイチ 『S〔エス〕 -君と、彼女と、運命と』 TOブックス、全2巻
- 2017年5月1日発売、ISBN 978-4-8647-2572-9
- 2017年8月1日発売、ISBN 978-4-8647-2601-6