W県警の悲劇
以下はWikipediaより引用
要約
『W県警の悲劇』は、葉真中顕の小説。2019年1月19日に徳間書店から単行本が刊行された。
旧態依然とした女性蔑視的な気風が根強く残るW県警で働く女性警察官たちの姿を描いた短編連作形式のミステリー。2019年7月27日から9月21日までBSテレ東の「土曜ドラマ9」枠でテレビドラマ化された 。
収録作品
- 洞の奥(初出:「読楽」2014年11月号)
- 交換日記(初出:「読楽」2016年10月号)
- ガサ入れの朝(初出:「読楽」2017年4月号)
- 私の戦い(初出:「読楽」2018年5月号、「痴漢に報いを」から改題)
- 破戒(初出:「読楽」2017年10月号)
- 消えた少女(書き下ろし)
登場人物
洞の奥
ガサ入れの朝
私の戦い
破戒
書誌情報
- 葉真中顕 『W県警の悲劇』 徳間書店
- 2019年1月19日発売、ISBN 978-4-19-864752-0(単行本)
- 2019年1月19日発売、ISBN 978-4-19-864752-0(単行本)
テレビドラマ
2019年7月27日から9月21日毎週土曜日21:00 - 21:55に、BSテレ東の「土曜ドラマ9」枠で放送されていたテレビドラマである。主演は芦名星。芦名は本作がゴールデン帯連続ドラマ初主演となるが、2020年9月14日に死去したため本作が最後の主演作となった。
あらすじ
W県警の監察官、松永菜穂子は女性蔑視な風潮が未だに残る組織の中で「自分が女性警察官達の道を切り開くために県警を改革していく」ことを信念に努力を重ね県警初の女性警視にまでなった。彼女の次なる目標は県警の最高意思決定機関である円卓会議メンバーになること。そんな菜穂子に円卓会議から次々と強引な要求が下りてくる。 それは県警の"女性警察官の不祥事を丸く収めること"。菜穂子は自らの野心をかなえるため、そして県警のために8人の女性警察官達と対することとなる。
キャスト
- 松永菜穂子 - 芦名星
W県警警務部監察官。階級は警視→警視正(最終話)
女性蔑視が依然残る県警の中で努力を重ねW県警初の女性警視にまで上り詰め監察官を務めている。日々奮闘している後輩の女性警察官達のために警視の上位階級である警視正に昇任し円卓会議のメンバー入りを目指している。そのためならどんな手段も問わないしたたかな一面を持つ。しかしながら現円卓会議のメンバーの要求や言動には嫌気がさしている。赤色が好みで監察官聴取で出すお茶をはじめ椅子、スマホカバー、車(トヨタ・マークX)に至るまで赤一色である。
W県警円卓会議メンバー
県内某所にある高級中華料理店を会議場とする県警の最高意思決定機関。メンバーは高級中華に舌鼓を打ちながら県警の運営方針を話し合う。ここで出た結論はそっくりそのまま県警本部の会議で決まり警察庁から出向してくる県警本部長はただ決裁をするだけである。円卓会議入りをするには警視正以上の階級にある幹部のみである。意思決定機関ではあるものの県警の行く末を話し合うよりは自身たちの保身、警察官の不祥事の隠蔽に重きを置いており呼び出した菜穂子に押し付けている。
- 三國警視正 ‐ 正名僕蔵
- 橋爪警視正 ‐ 大石吾朗
- 深井警視正 ‐ 松澤一之
- 乾警視正 ‐ 大河内浩
- 杉浦警視正 ‐ 阪田マサノブ
ゲスト
第1話
第2話
第3話
第4話
第5話
第6話
第7話
最終話
スタッフ
- 原作 - 葉真中顕『W県警の悲劇』(徳間書店刊)
- 演出 - 河原瑶、酒井麻衣、日暮謙、原田健太郎
- 脚本 - 泉澤陽子、井上テテ、三浦駿斗
- 編集 - 磯貝篤
- 音楽 - 松本淳一
- 主題歌 - 安藤裕子「鑑」
- 警察監修 - 古谷謙一、白川栄二
- アクションコーディネーター - 大道寺俊典
- 技術協力 - フォーチュン、サウンドライズ
- 照明協力 - Kカンパニー
- 美術協力 - BEENS
- ポスプロ - ビデオフォーカス、アムレック、ビーグル
- プロデューサー - 森田昇(BSテレ東)、津嶋敬介(ホリプロ)、石田麻衣(ホリプロ)、宮川宗生(ホリプロ)
- 制作 - BSテレ東、ホリプロ
- 製作・著作 - 「W県警の悲劇」製作委員会2019
放送日程
系列外での放送
- 石川テレビ(ITC)2019年11月28日 - 2020年1月30日・毎週木曜(水曜深夜)
BSテレビ東京 土曜ドラマ9 | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
やじ×きた 元祖・東海道中膝栗毛
(2019年4月6日 - 6月22日) |
W県警の悲劇
(2019年7月27日 - 9月21日) |